※市場に数多くの作品が発表され、制作費が高騰し、投資回収が難しくなり、益々儲かる人気ジャンルに作品が集中するウェブトゥーン界。蓄積されたデータによる需要予測分析を予め行うことで、無駄な投資を避け、市場性に見合った作品作りが望まれます。「今日のウェブトゥーン」は、ウェブトゥーン界の救世主になるかもしれません。(webinJP)

ウェブトゥーンデータ分析専門会社「今日のウェブトゥーン」が21億ウォン規模のフリーシリーズAラウンド投資を誘致しました。今回の投資で累積投資誘致金額は政府支援金を含めて31億ウォンを超えました。今回の投資にはCapstone Partners、Laguna investment、CRIT Ventures、D.CAMPが新しい投資家として合流し、既存投資家であるBassinvestmentが後続投資を決定しました。
「今日のウェブトゥーン」は、作品の商業的な成果を制作の初期段階に分析できるデータ分析サービス「ウェブトゥーンアナリティクス」を個人クリエイター対象に提供しています。
「ウェブトゥーンアナリティクス」テクノロジーは独創性と産業に対する肯定的な影響を認められTIPS(TechIncubatorProgramforStartup)※にも選ばれました。 6月には500人以上の作家に直観的な分析結果をベースにサービスを提供した経緯があり、この内294人を対象に進行したアンケート調査で個別分析項目に対して96%以上が満足をして、作品開発方向設定に80%が助けを受けたと答えました。
「今日のウェブトゥーン」は、この過程で発掘した5つの作品に直接制作投資し、NAVER等で連載しており、下半期にも2つの作品を公開する予定です。
「今日のウェブトゥーン」は今回の投資を通じて「ウェブトゥーンアナリティクス」の普及に乗り出す予定で。年末までに3000作品以上にサービスを提供し、「データ分析」がウェブトゥーン開発過程の一つの段階として位置づけられることを目標にしています。
今回の投資をリードしたCapstone Partnersのユ·ジュンモ審査役は「今日のウェブトゥーンは、主観的な判断に依存し持続可能な成功方程式を見つけられなかったウェブトゥーン業界にデータ基盤の分析方法を初めて試みた先頭業者で、ヒット作を持続的に連載させることができるノウハウを発見し内在化できる技術的、事業的力量を持つチームです」と話しました。
「今日のウェブトゥーン」のチン·スグル代表は「ドラマ、ハイパーカジュアルゲーム等、ロングテールコンテンツ産業の事例を見る時、データ分析は必須です。作品の商業性をデータで分析することは単純に興行を予測する問題を越えコンテンツクリエイターと制作者と投資家間の円滑な信頼構築にも役立つでしょう」と話しました。
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